Exhibition
2026/07/03 07/05

The LAB

LESS, BUT BETTER


アップサイクルアートプロジェクト「LESS, BUT BETTER」による展覧会
「The LAB」が開催-奥田雄太らアーティスト40名以上との特別なコラボ


過去に新しい価値を創り、未来へ循環させる。
役目を終えた民芸品が一点物のアートへ生まれ変わる3日間。


2023年に始動したアップサイクルアートプロジェクト「LESS, BUT BETTER(レス・バット・ベター)」の新たな展覧会「The LAB」を、7月3日(金)~7月5日(日)の3日間開催します。

スタイリスト・森田晃嘉が主宰する本プロジェクトは、「過去に新しい価値を創り、未来へ循環させる」を理念に、役目を終えた民芸品や古民家に眠る品々を、アーティストの手で一点物のアートピースへと再生させてきました。その実験場(=LAB)と位置づけられる本展では、伝統とストリート、過去と未来が交差します。

■イベント概要

イベント名:The LAB – LESS, BUT BETTER
開催期間:2026年7月3日(金)~7月5日(日)
営業時間:11:00~20:00(初日7月3日はレセプションのみ 17:00~20:00)
会場:calif art gallery
住所:〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-29-6 1F(Google Maps

主催:
LESS, BUT BETTER @less.butbetter_officia

参加アーティスト:
浅井文昭 ・ イワミズアサコ ・ おてぃ ・ 奥田雄太 ・ 柏木 辿 ・ ゴトウヒデオ ・ さとうりほみ(GOLDWOOD ARTWORKS)・ 慧 伊藤 ・ 千田桃実 ・ 中尾変 ・ 濱口健 ・ 平野靖幸 ・ みつよし ・ 山口としあき / Kyorome ・ 饅頭VERYMUCH ・ Aretha Brown ・ ACRAFT ・bias ・ ChihoMonguchi ・chichinmuimui ・ COYOTE Slick Lick ・ END ・enter(OT29)・foothills works ・ HIDEYUKI KATSUMATA ・ Jon Xabier Garaizar ・ KONIROW ・ KOJI TOYAMA ・ Made in yamayosi ・ NAPOYAN・ NK.art ・ ODA Yuji ・ onree ・ PATRICK HENGEN ・ Popping Kimmy ・ RAKUEN ・ Rob Kidney/ロブ・キドニー ・ snipe1 ・ SUI THE TOKYO ・ Tamawo ・ Teppei takahashi ・ TENKI ・ TOM DISH・ TRIVANE / トリバネ ・ tsubasa ・ WALNUT(GOLDWOOD ARTWORKS)・ yooolk

プロジェクトに込めた思い

民芸品との出会いは、まさに一期一会。長い時間を誰かの暮らしとともに歩んできたものには、ひとつひとつに物語があります。LESS, BUT BETTER は、その物語を尊重しながら、放置され、忘れられ、やがて廃棄されるはずだった民芸品やアイテムに、現代のアーティストたちの感性を吹き込み、新たな命を与えてきました。

伝統に宿る手仕事の温かさと、ストリートアートが持つ自由で刺激的なエネルギー。過去と現在、職人技とカルチャー、民芸とアート。その異なる価値観が出会い、混ざり合うことで、これまでにない新しい価値が生まれていく――私たちはそう信じています。一点ものの作品を通して、「モノが再び輝く未来」「循環し続ける社会」「捨てない選択」を、少しずつ社会へ広げていくことを目指しています。

■「The LAB」開催概要とその意義

「The LAB」は、LESS, BUT BETTER がこれまで積み重ねてきた活動を、実験的に提示する場です。多彩な作り手による作品から、会場を構成するひとつひとつのアイテム、同時展開するアパレルライン展示に至るまで――そのすべてに、「新しく作らない」「役目を終えたものを循環させる」という一貫した思想が貫かれています。本展は、作品を鑑賞するだけの展覧会ではなく、会場全体がアップサイクルという思想の実践そのものになっている点に大きな特徴があります。

40名を超えるアーティストが参加します。刺青師、グラフィティアーティスト、ペインターなど、まったく異なるバックグラウンドを持つ作り手が一堂に会し、それぞれの感性で役目を終えた品々に向き合いました。すべてが手塗り・一点ものとして制作されており、ジャンルや表現の幅広さそのものが本展の見どころです。同じ民芸品を素材にしても、手がける人によってまったく違う作品へと生まれ変わる――その多様性とバラエティの豊かさを、ぜひ会場で体感してください。

素材の中心となるのは、こけし、御所人形、掛け軸、福助、お面をはじめとする民芸品です。かつて誰かの暮らしや祈りとともにあり、やがて使われなくなっていったこれらの品を、私たちは単なる不要物ではなく、新たな表現を生み出すためのキャンバスとして捉えています。古いものに宿る手仕事の痕跡と、現代のアーティストの感性が出会うことで、過去と未来を橋渡しする一点ものが立ち上がります。

「新しく作らない」会場づくりも、本展の核となるこだわりです。展示される作品はもちろん、商品タグやスタッフが着用する制服、会場に置かれる什器、ハンガー、来場者にお渡しするショッパーに至るまで――会場を構成するほぼすべてが、既存の資源をアップサイクルして用意されたものです。新たに製造したものはほとんどなく、「ある資源をもう一度活かし、循環させること」自体を表現としています。私たちが大切にしているのは、ゼロから物を生み出すことよりも、限られた資源をいかに巡らせていくか、という視点です。

アパレルラインも同時に展開します。好評を博した前回のポップアップに続き、本展ではアートとあわせてアパレルを展示・販売。ディレクター森田がスタイリングの現場で使用し、役目を終えた素材を生かし、シルクスクリーンでアーティストとともに刷り直すことで、一点もののアップサイクルウェアへと再構築。

ファッションの現場から生まれる廃棄に向き合い、それを新たな価値へと変えていく試みです。あわせて、着物から仕立てたオリジナルの「あずま袋」など、購入者が日常へ持ち帰れるプロダクトも用意しています。

そして、達磨職人・ACRAFT(清水葵)による特大サイズのだるまも見逃せません。先の「達磨展」でも注目を集めたACRAFTが、本展のために手がけた圧巻の一点。会場のシンボルとして、その存在感をぜひ間近でご覧ください。

サステナビリティを我慢ではなく創造として提示すること。役目を終えたものに、もう一度ワクワクする役割を与えること。「The LAB」は、ジャンルの異なる作り手たちが実験的に交わりながら、捨てない選択を前向きなカルチャーへと育てていくための場です。

■オープニングレセプション ── サステナブルなクラフトビールで乾杯

会期初日の7月3日(金)17:00~20:00は、関係者やゲストをお迎えするオープニングレセプションを開催します。展示作品やアパレル、会場づくりに至るまで貫かれた「新しく作らない」「循環させる」という思想を、ひと足先に体感いただける特別な時間です。

当日ふるまわれるのは、サステナブルな製法で生まれたクラフトビール。提供するのは、アップサイクルをコンセプトに掲げるブルワリー「Better life with upcycle(ベターライフ ウィズ アップサイクル)」です。創業100年を超える老舗ベーカリー(栄屋製パン/神奈川県海老名市)が運営し、サンドイッチ用の食パンを仕上げる際に毎日大量に切り落とされ、これまで廃棄されてきた「パンのミミ」を、モルトの一部として醸造に活用しています。役目を終えた素材に再び価値を吹き込むその思想は、本展「LESS, BUTBETTER」の理念とまっすぐに響き合うもの。捨てるはずだったものが、おいしい一杯へ──。一点もののアートに囲まれながら、サステナブルなクラフトビールでの乾杯をお楽しみください。

注目のアーティスト

<奥田雄太>
日本とイギリスにてファッションデザインを学んだのち、ファッションブランドでデザイナーとして活動。2016年にアーティストに転向し、国内での個展やグループ展に精力的に参加、制作と発表を続けキャリアを築き上げている。計算した線のみで構成された細密画で表現していましたが、ここ数年「偶然性」に重きを置いた花の作品を中心に発表を続けています。本展では「感謝」をテーマに掲げる奥田が、役目を終えた屏風を素材に、ゴールドの花とそこから現れる猫を描いた動きのある新作を制作します。

<イワミズアサコ>
「キメコミアート」を軸に、布を自在に操るアーティスト。質感や色調の異なる多様な素材をDJのようにリミックスし、作品に予期せぬ化学変化をもたらす「ファブリックジョッキー」というスタイルを提唱。その作品は、飾られた空間の空気を鮮やかに一変させる力を持ちます。国内外のアートプロジェクトや歴史的空間での展示など、活動は多岐にわたります。年齢や場所の境界を越え、ものづくりの楽しさを分かち合いながら、時代と響き合う新しい美の形を届け続けています。

<ACRAFT(清水葵)>
プロスケートボーダーとしてのキャリアを経て、伝統文化とデニムクラフトを融合させたアーティスト活動「ACRAFT」を開始。廃棄される布地を用い、一点ずつ手作業で制作するだるま作品には「禅の心」が込められている。「温故創新」をテーマに、国内外へ作品を発信廃棄される布地を用い、一点ずつ手作業でだるまを制作する達磨職人。本展のために特大サイズのだるまを制作。「禅の心」と「温故創新」をテーマに、伝統技術と現代的感性を融合させた圧巻のシンボルピースが、会場の中心を飾ります。

奥田雄太 ── 本展に寄せて

かつて服飾デザイナーとして活動していた奥田さんは、「服は大好きだが、廃棄されてしまう部分が多い」という課題感を抱えてきました。アーティストとなった今、目指すのは、消費されるものではなく、長く大切にされる残るものを生み出すこと。代名詞である「花」の作品に込めるテーマは感謝です。使い込まれたものに感謝し、自分のアートを重ねることで、それを大切にする次の誰かへと手渡していく――その根底には、日本的な感性があります。

本展のために向き合ったのは、両面に盆栽と風景が描かれた屏風。手元に届いたそれを「ゴミではなく、素材であり興味の対象だった」と語る奥田さんは、片面ずつ完成させては乾かし、線を重ねる根気のいる工程を経て、ゴールドの花の中から猫が現れる一点ものへと昇華させました。「これを見た子どもたちが“かっこいい、自分もやってみたい”と思ってくれたら。そんな子が増えることも、このプロジェクトの意味のひとつ」。



LESS, BUT BETTER

スタイリスト・森田晃嘉によるアップサイクルアートプロジェクト。役目を終えた衣服や民芸品、古民家に眠る素材などに新たな価値を見出し、アーティストの手によって一点物のアートピースへと昇華させる取り組みを行う。単なる再利用にとどまらず、記憶や想いを内包した新しい存在として再生させることに重きを置く。これまでに渋谷PARCO、下北沢BONUS TRACK、京都・二条城「JAPAN DORAKU」などに参画。

https://lbb-official.com/ 
@less.butbetter_officia

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国内外の多彩なアーティストによる展覧会をはじめ、アート作品や関連グッズの販売も行い、隣接するインテリアショップ「Mid-Century MODERN」と連動し、アートとデザインを取り入れたライフスタイルを提案します。
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